特別支援教育に関心のある学生・教員等を対象に、障害や特性に応じた学習・生活の質を高めるための支援技術(AT)やICTを活用した教育実践を交流する研究会を、各地の大学研究室や研究会と共催にて開催します。
この研究会の「特別支援教育を学ぶ学生も教員も共に学びを交流する」という趣旨をご理解いただき、共催研究室を中心に発表件数が多くなりました。ありがとうございます。そこで、今回は学生や教員という区分を超え、4つの分科会に分かれて研究発表と意見交換を行い、最後に全体で緊急企画シンポジウムを行いたいと思います。
年度末で公私ともお忙しいことと思いますが、COVID-19感染症対策を講じながら、春の京都・全国で、教員等も学生も共に学びたいと思います。
共催・後援(予定含む)
京都ノートルダム女子大学特別支援教育AT研究会(太田研究室), 浜松学院大学大森研究室,広島大学氏間研究室,兵庫教育大学小川研究室,関西学院大学丹羽研究室, 金沢星稜大学新谷研究室,神戸親和女子大学武富研究室,皇學館大学教育学会特別支援教育AT研究会(大杉研究室),奈良学園大学中島研究室,ノートルダム清心女子大学青山研究室,大阪人間科学大学中島研究室, 島根県立大学特別支援教育学研究室, 島根大学伊藤研究室, 帝京大学金森研究室,帝京大学大学院教職研究科爲川研究室,富山大学水内研究室
AT-Okinawa,チャレンジキッズ研究会,DonTAC,九州e-AT研究会,マジカルトイボックス,なんとカンファレンス,(一社)日本支援技術協会,大阪支援教育コンピュータ研究会,NPO法人支援機器普及促進協会,東海特別支援教育カンファレンス
日時 2021年3月20日(日)9:30〜15:30(開始時間を早めました)
京都会場 キャンパスプラザ京都 第3講義室
京都駅下車すぐ(〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る)
会場参加定員 60名
Zoom会場(参加確定者に開催直前にメール連絡します)
遠隔参加定員 80名(Zoom参加枠増やしましたので当初の定員以上の参加可能です)
日程
9:00~9:05 開会挨拶
9:30~14:20 研究発表・協議(4分科会)
共催大学研究室の卒業論文・修士論文等の成果発表・構想発表、現職教員を中心とした研究発表
発表題目
・インクルーシブな保育~保育の質向上に向けた環境づくり
・すべての子どもの学びの充実を保障する令和の日本型教育とインクルーシブ教育の関連について
①~一体的な充実に向けた個に応じた学び~
②~一体的な充実に向けた多様な他者との協働的な学び
・発達障害児のきょうだいに対する支援について
・読み書きを困難とするこどもへの指導・支援に関する一考察 実態把握から指導・支援、評価に何が必要か
・micro:bitを用いた小学校プログラミング授業実践
・肢体不自由児の視線入力教材の開発と実践―Scratchによる教材作成着目して―
・障害者スポーツ(野球)を楽しむための工夫―運動部活経験者と未経験者の指導観の違いについて―
・障がいのある児童の就労を見据えたキャリア教育について―教育学部学生に対するアルバイト経験との比較―
・遠隔支援「3Dプリンタで作って遊ぼう・プログラミングしよう」
・学習段階に応じた視線入力装置の活用について
・重度障害児向けインクルーシブゲームの開発と活用効果
・病弱児に対する教育的支援等の国際比較による現状と課題
・発達障害のある児童生徒の指導・支援についての一考察
・視覚障害者を対象としたジェスチャー練習アプリの開発と評価
・小学1年生のプログラミング的思考の変化についての一考察 ―Viscuit教室の実践を通して―
・韓国の特殊教育デジタル教科書―「進路と職業」の職業基礎能力について―
・初学者のためのプログラミング教材の検討―Viscuitに焦点を当てて―
・吃音のある子どもへの配慮 通級指導教室との連携に着目して
・小学校における障害理解教育の課題―障害理解教育を受けた経験と教育実習等での気づき―
・障害者用に改造された自動車が生活に及ぼす影響について―当事者へのインタビューを通して―
・GIGAスクール時代のスイッチ教材 ~重度重複障がいのある児童生徒にとっての一人一台端末の活用~
・特別な教育的ニーズのある子供の教育を担う教員支援システムの開発
・発達障害児に対するICT導入の事前検討の促進を志向したアプリ検索システムの開発
・重度肢体不自由児へのコミュニケーション支援
・知的障害児・者の地域スポーツ参加を阻害する要因について~柔道指導者におけるインタビューから~
・障がい者の賃金向上につなげる商品開発の取り組み~松江市土曜つながナイトの事例から~
・ご当地スポーツの開発を通した障がい児参加の取り組み
・PECSを用いた指導実践の効果―要求行動の変化について―
・小学校における英語のユニバーサルデザイン授業 ーshimafuシートによる分析を通して―
・肢体不自由児の視線入力装置活用によるコミュニケーション実践
・児童と共につくる授業のユニバーサルデザイン ―米国CASTのUniversal Design for Learning をてがかりに―
・知的障害者のマスメディアに対する理解
・ワーキングメモリに障害がある生徒に配慮した数学科デジタル教科書におけるアクセシビリティ機能の検討
・肢体不自由者のオシャレに対する潜在的ニーズに基づいたファッションデザイン開発工程モデルの構築
・ワークショップ形式の支援機器活用研修の試み
・学級通信が教師、児童・保護者に与える影響
・知的障害児に関するICT機器活用の有効性
・知的障害児の運動感覚の獲得と向上のための指導 ―認知作業トレーニングCOGOTを用いて―
・トイドローンを用いた小学生を対象としたプログラミング教育の実践
・学校における1人1台端末時代のICTを活用した教育の動向
・Viscuitを用いた小学校プログラミング教育の実践
・視線入力を用いた児童生徒に合わせた教材の学習効果について
・低学年における小学校プログラミング教育―ビスケットを用いた実践を通して―
・小学校外国語教育におけるサイト・ワード指導~「書くこと」への効果について~
・デジタル・リーディングにおけるスクロール方略と拡大率が読速度に与える影響
・知的障害児に対するASMR動画を活用した国語科の指導
14:30~15:30
全員参加シンポジウム
「遠隔講義で“ズル”をするのは,本当に悪いことなのか? -オンライン授業・講義で求められる「質」について考える-」
昨今の状況やオンライン授業不正事案等を踏まえ、緊急企画シンポジウムを実施します。
その他
研究会の詳細、お問い合わせは、下記のURLからお願いします。
https://www.kokuchpro.com/event/jseiat2022/
「こくちーずプロ」サイトからの申し込み受付は終了していますが、「お問い合わせ」のページから参加希望のお知らせをいただけたら対応いたします。
https://www.kokuchpro.com/event/jseiat2022/contact/
日本教育情報学会特別支援教育AT研究会
会長 金森 克浩
(日本福祉大学 教授)